実家リノベで戸建て団地を再生|宗像市で始める“ちょうどいい”暮らし
目次
1.はじめに
2.宗像市の主要団地エリアとその魅力
3. 戸建て団地リノベの魅力
4. 実家リノベの注意点と対策
5.宗像市の支援制度(2025年5月現在)
6.まとめ|宗像市の団地で、実家を未来の暮らしへ
1.はじめに
「親が暮らしていた団地(=集団住宅地)、集合住宅や戸建て、いずれも古くなってきたけど解体するのはもったいない」
「子育てやUターンを機に実家の戸建てを住みやすく変えたい」
そんな思いから注目されているのが、「まちの再生運動」や、「実家リノベーション」です。
福岡県宗像市には、昭和〜平成初期に開発された戸建て中心の住宅団地が多数あります。
ゆとりある区画、緑の多さ、地域コミュニティの温かさなど、今見直されつつあるあるのが、ゆとりあるで地域の人々とのコミュニケーションを大切にする暮らしです。
宗像市は赤間駅や東郷駅を中心に各地に大きな団地が点在していることが特徴です。
高齢化が進み、不便で活気が薄れつつあるかに見えるこれらの団地ですが、宗像市では
それぞれのまちに拠点を設け
点在する特徴ある公共施設と結び
エリアごとのブランディング化を進めつつ
未来型の交通網で
各エリアを結ぶ街づくりが進められています。
つまり、若い家族も、高齢者でも暮らしやすく、そのエリアに愛着を持てるような街づくりが積極的に行われています。
その流れに中で、いま「実家を活かした暮らし」を始める人が増えています。
福岡工務店のリノベーション事業部は「実家リノベ専門店」として地域密着の性能向上リノベーションを行っています。
- これらが私達の強みです。
- 実家リノベをご検討の方は是非ご相談下さい。
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2.宗像市の主要団地エリアとその魅力
- 宗像市では、全体的に福岡市内に比べ土地も広く、価格も手ごろ、ゆったりした住宅が建設されています。
- また以下のような戸建て団地が点在しており、どこも実家リノベに適した環境が整っています。
新築で高性能住宅を建てると35坪程度で2500万円~3000万円程度かかってしまいますが、実家リノベ+性能向上リノベでは、新築同様の性能にグレードアップできることに加え、比較的広いもともとの中古住宅の広さを確保しながら、新築住宅よりも500万円~1000万円安く手に入れることも可能です。
- 「実家リノべ」はもちろん、もともと宗像に住んでいなくとも新築住宅や、中古住宅のリノベーションで新たに宗像エリアに新居を構える家族が多いのもこのエリアの利便性や市を挙げて積極的に団地の再生に取り組んでいる結果といえます。
- おもな住宅地の特徴や取り組みを紹介します。
日の里団地
- 1971年に開発された九州最大級の団地で、最盛期には約1万4,500人が暮らしていました。
- しかし、近年は高齢化や建物の老朽化が進み、住民数は約1万1,700人に減少し、高齢化率は35%を超えています。
- この課題に対応するため、宗像市とUR都市機構、民間企業が連携し、団地再生プロジェクト「さとづくり48」を推進しています。
- その中で解体された集合住宅9棟の跡地に、64戸の新築戸建て住宅「さとのはhinosato」が建設され、自然と共生する住環境が整備されています。
日の里の再生プロジェクトは全国でも有名で、集合団地を中心にして、多くの若い世代を呼び込み、地域の活性化に成功している事例です。
自由ヶ丘団地
- 自由ヶ丘団地は、1965年から1994年にかけて段階的に開発されました。
宗像市最大規模の住宅地で、赤間駅や教育機関、スーパーなども充実しています。- 南向きの区画が多く、敷地も広めで、緑地や公園が多く配置され静かな街並みと利便性を両立しています。
- 自由ヶ丘団地内では、築年数の経過に伴い、中古住宅のリフォームやリノベーションが進んでおりリフォーム・リノベーション済みの中古一戸建て物件が多数販売されています。
- これらの物件は、若い世代や子育て世代からの注目を集めています。また、新築分譲などの動きも活発化しており、多様なライフスタイルに対応した住まいが提供されています。
ひかりヶ丘団地
「ひかりヶ丘団地」は、福岡県宗像市に位置する住宅団地で、昭和40年代に開発されました。- 自然豊かな環境と利便性の高い立地が特徴で、近年では高齢化や建物の老朽化に対応するため、リノベーションや再生プロジェクトが進行中で、子育て世帯の移住も増加中です。
- SUUMOの情報からピックアップしただけも次のような物件が見られます。
- ひかりヶ丘5丁目のリノベーション住宅
築42年の5LDKの住宅が、内外装のリノベーションを経て販売。平屋感覚の間取りで、家族構成やライフスタイルに合わせた住まいとして注目。 - ひかりヶ丘1丁目のリフォーム予定物件
築32年の4LDK+Sの住宅が、2025年7月末にリフォーム完成予定。駐車場3台分のスペースが確保されており、ファミリー層に適した物件。 - ひかりヶ丘4丁目の内外装リフォーム住宅
築36年の3LDKの住宅が、2023年10月に内外装のリフォームを完了。広々とした庭や駐車スペースがあり、快適な住環境が整えられている。
桜美台団地
- 福岡県宗像市に位置する桜美台団地は、駅からのアクセスが良好な閑静な住宅街として知られています。
- 道幅も広く、平坦な地形でシニアにもやさしい住宅街です。
- 築20〜30年の戸建て住宅が多く、これまでフルリノベーション物件は少なかったいえますが、近年ではリノベーションを含めた住環境の再生が進んでいます。
朝野団地・吉武団地
- 福岡県宗像市に位置する朝野団地と吉武団地は、いずれも昭和の高度経済成長期に整備された旧道沿いの閑静な住宅エリアで、車での移動がメインの方におすすめです。
- 現在では戸建て住宅のリノベーションや再生プロジェクトが進行中です。
近隣に田畑があり、家庭菜園やDIYを楽しむ人も多数いるようです。- 自然環境の豊富さから特に子育て世代やリタイア後の生活を考える方々から注目されています。
- 朝野団地は、宗像市朝野に位置する住宅団地で、昭和40年代に開発されました。
- 団地内には、戸建て住宅が多数立ち並び、静かな住宅街として知られています。
- 近年では、築年数の経過に伴い、住宅の老朽化が進んでおり、リノベーションやリフォームによる住環境の改善が求められています。
- 吉武団地は、宗像市吉武に位置する住宅団地で、昭和50年代に開発されました。
- 団地内には、戸建て住宅が多く、周辺には教育施設や商業施設が充実しており、生活利便性が高い地域です。
- 近年では、住宅の老朽化や居住者の高齢化が進んでおり、リノベーションや再生プロジェクトが進行中です。
城西ヶ丘・陵南団地
- 城西ヶ丘団地と陵南団地は、福岡県宗像市に位置する住宅団地で、いずれも昭和40〜50年代に開発されました。
城西ヶ丘団地は、宗像市城西ヶ丘に位置し、JR赤間駅から車で約10分の距離にあります。- 周辺には教育施設や商業施設が充実しており、生活利便性が高い地域です。
- 団地内には、戸建て住宅が多数立ち並び、静かな住宅街として知られています。
陵南団地は、宗像市陵南に位置し、JR赤間駅から車で約15分の距離にあります。- 周辺には自然公園や緑地が多く、静かな住環境が魅力です。
- 団地内には、戸建て住宅が多く、家族向けの住宅街として知られています。
- いずれも東郷小学校区内で、ファミリー層に根強い人気のエリアです。
このエリアに建築されている建物に関しては築年数は経っているものの、基礎がしっかりした家が多く、リノベのベースに最適といえます。- ただし具体的に工事をする場合は個別にしっかりとインスペクション(建物調査)を行うことをお勧めします。
- これらのエリアはいずれも戸建て中心で、実家を改修しながら、自然との距離が近い“ちょうどいい田舎暮らし”を楽しむことができるといえるでしょう。
- 他のエリア同様、戸建て住宅のリノベーションや再生プロジェクトが進行中であり、住環境の向上が図られています。
- このエリアに実家がなくとも、中古付き宅地が今後多く売りに出されるエリアと予想されますので、中古住宅+リノベーションの選択肢も十分考えられるでしょう。
3. 戸建て団地リノベの魅力
1. 建替えよりもコストを抑えて再生できる
- 築30〜40年の家は、基礎や柱がしっかりしている場合が多く、解体せずにリノベで再生することが可能です。
- 近年は性能向上のリノベも事例が増え、意識の高い工務店では全国的なネットワークの下、互いに知識・技術を高め合っています。
- フルリフォーム、リノベーションにおいてしっかりした知識と技術を持つ工務店であれば新築同様の耐震性能や断熱性能を確保しながら、ライフスタイルに合わせた理想に間取りに近づけることができます。
- 建物的には鉄骨や、コンクリート住宅よりも木造住宅の方が間取り変更や、増築、減築、改築はしやすいといえます。
- さらに木造でも、ツーバイフォーやツーバイシックス、壁式工法など、壁で耐震性を確保している工法よりも柱を中心の構造である軸組み工法の方が比較的扱いやすいといえます。
- 場合によっては500万円~1000万円安く新築同様のスペック、住み心地の住まいを実現することが可能なので非常にコストパフォーマンスが良い選択と言えます。
2. 昔の団地はゆとり設計
- 30年以上前の住宅地は、最近の住宅に比べて敷地が広い家が多く、近隣との距離もゆったりしています。そのため音や視線のストレスが少ない点も魅力です。
- 土地の価格や、建物価格の上昇により、新築ではトータルの金額が膨らみ、近年で、このような広めの団地の1区画を、2区画、3区画に分割して建売住宅を分譲したり、土地を販売する流れも多くなっています。
- この場合、建物も小さくなるばかりでなく、隣地との距離も近く、庭や駐車場も十分に取れないというデメリットも発生します。
- その点、実家リノベでは土地価格も必要ないばかりか、高性能な住まいを新築住宅より安く実現できる可能性があるため、戸建て住宅でゆったり暮らしたい方へはメリットが大きいといえます。
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3. 地元コミュニティとのつながり
- 宗像市の団地では、ご近所同士の助け合いが残っている地域も多く、安心して子育てや高齢者の暮らしを続けられます。
- 宗像市では特にこれまでの自治会運営の行き詰まり
などから、はやくから自治会の枠を超えた「コミュニティ」という枠組みでの住民主体のまちづくりを推進しています。- コミュニティは小学校区を基準に、吉武、赤間、赤間西、自由ヶ丘、河東、南郷、東郷、日の里、玄海、池野、岬、大島の12地区をコミュニティの範域として運営協議会を設置しています。
- このことにより各自治会の連携の強化、地域分権の施策でより効果的な地域ごとのまちづくりに成功しています。
- コミュニティの活性化に積極的なまちでは、特に実家リノベによるUターンは歓迎されるでしょう。
- また、コミュニティの中で大切にされながら成長する子供達においては、世代間を越えた人間同士の触れ合いの中で豊かな感性も育まれるでしょう。
4. 実家リノベの注意点と対策
構造と耐震の確認
- 建物の耐震性能は個別には劣化具合もありますが、建築基準法の変遷によって基本的な耐震性能は大きく3つに分けらます。
- 1981年以前に建てられた家は旧耐震基準で建てられているため、耐震補強を前提に考えることが前提となります。
- 1981年から2000年の間に建てられた家は新耐震基準ではありますが、耐震補強の必要がある建物もありますのでしっかりしたインスペクションをするする必要はあります。
- いずれにせよ設計士・工務店にしっかり相談するようにしましょう。
水回りと断熱の刷新はマスト
- 古い住宅は湿気・寒さ対策が不十分な場合が多いため、風呂・トイレ・キッチンと断熱は最優先で見直しましょう。
- 性能向上のリノベーションにおいては断熱工事は水回りだけでなく家全体を改修することが基本です。
- 当然費用は掛かりますが、メリットも大きく、戸建て住宅の断熱性能向上のためのリフォームに関しては補助金等も準備されています。
- 光熱費削減、健康維持、広い間取りの実現のために実家リノベにおいては是非大規模な断熱改修も検討してみてください。
5.宗像市の支援制度(2025年5月現在)
- 宗像市では、空き家や実家の再生に取り組む方を対象に、以下の支援を行っています。
宗像市木造住宅耐震改修工事費補助制度
- 〈条件〉
✅宗像市内の木造戸建て住宅
✅平成12年5月31日以前に建築されていること
✅耐震診断を行った結果、倒壊の恐れがあると判断されたもの(総合評点1.0未満)
〈補助額〉
耐震改修工事について
✅耐震改修工事費の3分の2の額
✅市内業者と契約した場合=上限80万円
✅市外業者と契約した場合=上限60万円
耐震診断について
✅耐震改修工事を行った場合に限り、耐震診断費の3分の1額を補助(上限5万円)- 〈受付期間〉
令和7年4月1日(火曜日)から令和7年11月28日(金曜日)まで
6.まとめ|宗像市の団地で、実家を未来の暮らしへ
- 宗像市の戸建て団地は、都市部にはない「ゆとり」と「穏やかさ」を持つ住環境です。リノベーションを通じて、実家を「次の世代の住まい」へと生まれ変わらせることができます。
- まちづくりの再生プレジェクトや各エリアのコミュニティ体制や行政の交通網の整備計画より宗像エリアは今後も住みやすい街として成長することでしょう。
- 建物に関しては、解体せずに活かすことで、新築同様の性能の家をコスパよく実現できることはもちろん、家づくりの計画自体が家族の記憶も土地の風景も引き継いで、愛される「ふるさと」を作っていくことになるのです。
それが、実家リノベの本当の魅力といえるでしょう。
- 福岡工務店のリノベーション事業部は「実家リノベ専門店」として地域密着の性能向上リノベーションを行っています。
- これらが私達の強みです。
- 実家リノベをご検討の方は是非ご相談下さい。