【福津市で実家リノベが増えている理由とは?】リノベーション需要から読み解く、フルリフォームのすすめ

【福津市で実家リノベが増えている理由とは?】リノベーション需要から読み解く、フルリフォームのすすめ



1.はじめに

 

【福津市で実家リノベが増えている理由とは?】リノベーション需要から読み解く、フルリフォームのすすめ

 

福岡県福津市では、築年数の古い住宅をリノベーション・フルリフォームする動きが年々増加傾向にあります。

特に「空き家になった実家の活用」や「親との同居」をきっかけに、実家の全面リフォームを検討するケースが目立っています。

その背景には、住宅の老朽化という地域特有の事情と、それに伴う生活環境の見直しニーズが密接に関係しています。

 

また、国の補助金に加え、福津市や福岡県の行政による支援制度や補助金制度の充実も、リノベーションを後押しする大きな要因となっています。

 

水回りを取り換えたり、外壁を塗装したりする「リフォーム」と違い、間取りを変えたり、減築するなど大規模な工事を「リノベーション」といいますが、その中でも中古住宅を購入してリノベーションを行う場合と区別して、実家をリノベーションすることは「実家リノベ」と呼ばれています。

 

福岡工務店のリノベーション事業部は「実家リノベ専門店」として地域密着の性能向上リノベーションを行っています

①確かな施工技術
②信頼の建築知識
③細やかな提案
④しつこく営業をしない

 

これらが私達の強みです

実家リノベをご検討の方は是非ご相談下さい。

 

 

2.実家リノベが福津市で注目される理由

 

【福津市で実家リノベが増えている理由とは?】リノベーション需要から読み解く、フルリフォームのすすめ

 

福津市は、福岡市や宗像市、北九州市へのアクセスの良さと、海や自然に囲まれた住環境の魅力から、「Uターン」「Iターン」移住の受け皿としても人気が高まっています。

 

そうした流れの中で、次のような事情を背景に「実家リノベーション」が増えています。

 

福津市で実家リノベが増えている背景とは?

 

【福津市で実家リノベが増えている理由とは?】リノベーション需要から読み解く、フルリフォームのすすめ

 

福津市では地方創生として着実に「まち・ひと・しごと創生」を実現させています。2030年までのまちづくり基本構想を描き、2025年から第3期総合戦略を実施しています。

 

これまで


  • ・市内総生産
    ・地域経済循環率
    ・観光入込客数
    ・観光消費額
    ・合計特殊出生率
    ・30歳代の転入超過率
    ・20歳代の転出者数
  •  

を指標におき、とくに観光や市内総生産の指標では着実に成果をあげています

人口に関して市の独自推計では2034年に約72,000人と2025年4月時点の692,00人から増加予測となっています。

このように町自体も活性化し、人口の流入もある福津市ですが、福間駅周辺の開発、福間海岸前の大規模宅地も落ち着きを見せています。

ただ、そもそも1960年代から北九州市のベッドタウンとして原団地にはじまり、東福間団地、若木台団地、光陽台団地と開発され、築40年、50年の建物が増加、人口が増えたエリア以外では高齢化が進み、空き家も増加傾向にあるという全国規模で起きている問題にも直面しています。

そのような状況の中、近年の土地価格、建築費の高騰や性能基準が上がり、新築住宅が高くなり、そもそも利便性の良いこのエリアでのリノベーションを検討する家族も増えてきと考えられます。

具体的なきっかけとしては

 

空き家の有効活用

 

高齢の親が施設に入ったり、すでに他界したことで、実家が空き家状態になっているケースが増加。空き家のまま放置すれば、資産価値の低下や維持費(固定資産税)だけがかさむため、「活かす」ためのリフォームが選ばれています。

 

 二世帯同居や親との近居を見据えて

子育て世代が親世代と一緒に暮らす、二世帯同居が増加しています。
実家をバリアフリー対応にフルリフォームすることで、世代を超えた安心な暮らしを実現できます。

 

新築よりもコストを抑えられる


実家の基礎や構造体を活かすことで、新築に比べて費用が抑えられるという経済的メリットも大きな魅力です。特に土地取得費が不要なケースでは、コストパフォーマンスの高い住まいが実現可能になります。

 

福津市で実家リノベをする魅力とは?

 

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そんな福津市は、豊かな自然と都市部へのアクセスの良さを兼ね備えた、非常に暮らしやすく子育てもしやすいと評判のエリアです。

またライフスタイルにおいても海が近くオシャレなお店や、ゆったりした街並みでブランド価値もある地域で、福津市で実家リノベを行うことには、他にはない魅力があるといえます。

 

自然と都市のバランスが良い住環境

福津市は、海岸線の美しさや宮地嶽神社などの歴史的資源に恵まれた地域。休日には海辺を散歩したり、自然の中でリフレッシュできる環境が整っています。一方で、JR鹿児島本線や国道3号線の整備により、福岡市や北九州市への通勤・通学も十分可能です。

 

 子育て・教育環境の充実

近年、福津市は若いファミリー層の移住先としても注目されています。保育施設や小中学校の環境が整っており、のびのびと子育てができるエリアとして支持されています。実家をリノベして住むことで、子育てのサポートを親から受けられるという安心感もプラスに。

 

 地域コミュニティと安心の支え合い

地域のつながりが比較的強く、古くからの近隣関係が大切にされています。親の代からの人間関係を活かしながら、安心・安全に暮らせる点も、実家リノベの大きな魅力の一つです。

 

3.住宅の老朽化が進む福津市|築30年以上が67%超


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では具体的に福津市でリフォーム、リノベーションが行われている建物の状況はどうでしょうか?

リフォームマッチングサイト「ハピすむ」のデータによると、福津市でリフォームを行った住宅のうち、築30年以上が全体の67%を占めています。

内訳を見ると、

* 築40年:33%
* 築50年:27%

 

というように、築年数40〜50年を超える住宅がリフォームの主な対象となっていることがわかります。

この年代の住宅は、昭和〜平成初期に建てられたもので、以下のような課題があるケースが多く見受けられます


  • ❶間取りが現代の生活スタイルに合っていない
    ❷ 断熱性・気密性が低く、夏は暑く冬は寒い
    ❸浴室など水回り設備の老朽化
    ❹耐震基準が現行法に適合していない場合も
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4.築40〜50年の住宅が建築基準法に適合していない主なポイント

 

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先の章の「現行法に適合していない」点を少し掘り下げます

昭和56年(1981年)以前に建てられた住宅は、現行の建築基準法に比べて耐震性が著しく劣る場合があります。

これは、1981年6月1日に施行された「新耐震基準」を境に、構造に対する法的要求が大きく強化されたためです。

古いから地震に弱いというのではなく、耐震性能に関しては地震に耐える工法になっておらず、断熱性能に関してはそもそもそのような考え方がなかった家づくりとなっているのです。


したがって具体的には以下のような点でリノベーション時に適合工事が推奨または必要とされます

 

耐震性能(構造の安全性)

 

【旧基準】震度5強程度の地震で倒壊しないレベル。
【新基準】震度6強〜7程度の地震でも倒壊・崩壊しないレベル。

 

木造住宅では「壁の配置バランス」や「筋交いの量・位置」「接合部金物の強度」などに不備があることが多く、耐震補強工事(基礎補強・壁の新設・構造用合板の貼付けなど)が必要です。場合によっては鉄筋が入っていない基礎を補強する工事も必要です。


▶耐震工事の関してもっと知りたい方はコチラ

 

断熱性能(省エネ法への対応)

 

昭和50〜60年代の住宅には、断熱材がほとんど入っていない、または薄いケースが多く、現行の省エネ基準に大きく劣ります。

リフォームでは外壁・天井・床下に断熱材を充填したり、断熱サッシ・複層ガラスへの交換が求められます。


▶断熱工事に関してもっと知りたい方はコチラ

 

 バリアフリー性(高齢者配慮)

 

段差が多く、廊下やドア幅も狭いため、高齢者には不便。
手すりの設置、出入り口の拡張、段差解消工事など、高齢化社会に即した設計改善が望まれます。

 

5.【重要】築40〜50年の家でもリノベで“新築同様”に生まれ変わる

 

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築年数が経っていればいくらリフォームしても安心・安全に暮らせないのではないか?とお考えの方もいるでしょう。

築年数が経過していても、構造躯体がしっかりしていれば、フルリノベーションによって十分に快適な住まいとして再生可能です。

特に木造住宅は、定期的なメンテナンスや補強を加えることで、耐久性を維持しながら次の世代へ引き継ぐことができるという特徴があります。

現代のリノベーション技術を活用すれば

✅耐震補強で地震に強く
✅高性能断熱材+複層ガラスで一年中快適
✅オール電化や高効率給湯器で省エネ化
✅ヒートショック対策・バリアフリーで高齢者にも安心

といった、機能・安全・快適性すべてを兼ね備えた“新しい住まいに仕上げることが可能です。

"古い家だから"と諦めるのではなく、価値ある資産として再活用する発想が、これからの時代の住まいづくりに求められています。


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6. 福津市・福岡県の行政支援が後押し

 

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福津市や福岡県では、老朽住宅の安全性向上と空き家の有効活用を目的として、以下のような補助金制度を設けています。

 

【市】福津市木造戸建て住宅性能向上改修工事費等補助事業

昭和56年5月31日以前に建築された木造戸建て住宅を対象に、耐震性の向上を目的とした改修工事費の一部を補助する制度です。対象住宅には、耐震診断の結果、上部構造評点が1.0未満であるなどの要件があります。

 

> 詳細:福津市公式サイト(PDF)

 

【県】福岡県こどもリノベ補助金

福岡県が実施している制度で、若年世帯・子育て世帯が購入した中古住宅を性能向上させるリノベーションを対象に、工事費用の1/3(上限50万円)を補助します。福津市内でも活用可能です。

 

> 詳細:福岡県公式ページ

 

【国】住宅省エネ2025キャンペーン

 

  • ・子育てグリーン住宅支援事業
    ・先進的窓リノベ2025事業
    ・給湯省エネ2025事業

 

>詳細:住宅省エネ2025キャンペーン詳細は


これらの制度を活用することで、費用面のハードルが下がり、安心してリノベーションに踏み出せる環境が整っています。

 

7.まとめ

【福津市で実家リノベが増えている理由とは?】リノベーション需要から読み解く、フルリフォームのすすめ


福津市では、築年数の古い実家をリノベーションして再活用する動きが注目されています。

空き家の増加や親との同居、土地価格の高騰などを背景に、実家を快適・安全な住まいに再生する需要が高まっています。

築40〜50年の住宅も、耐震・断熱・バリアフリー性能を向上させることで“新築同様”の住まいに生まれ変わることが可能です。

さらに、福津市や福岡県、国の補助制度を活用することで、費用負担を抑えながらリノベーションを進めることができます。

 

福岡工務店リノベーション事業部は、高性能新築を手掛けてきた福岡工務店がフォーム・リノベ一筋で長年経験を積んだスタッフとともに展開する「実家リノベ専門店」です。

①確かな施工技術
②信頼の建築知識
③細やかな提案
④しつこく営業をしない

 

これらが私達の強みです。

福津市で「実家リノベ」「中古住宅のリノベーション」をお考えの際が是非ご相談ください。