【2025年】リフォーム・リノベーションに使える補助金情報
2024年12月に令和6年度補正予算が成立し、省エネリフォーム(リノベーション)への大型補助金が2025年も継続されることになりました。
「高断熱窓に最大200万円」という大規模な補助金で大きな話題となった『住宅省エネ2024キャンペーン』の後継事業にあたり、今回の『住宅省エネ2025キャンペーン』も同じ規模の補助金制度になっています。
本記事では、2025年現在リフォームやリノベーションに使える補助金の情報を詳しく解説します。
目次
2025年のリフォーム・リノベーション補助金は大きく3種類
2025年のリフォーム・リノベーションに関する補助金は、上の表のように大きく4つ用意されています。
④賃貸集合給湯省エネ2025事業
※本記事は「ご自身の住まいをお考えの方」へわかりやすい説明とするため、「④賃貸集合住宅」に関する内容は割愛させていただきます。
対象期間
●補助対象期間
2024年11月22日以降にリフォーム・リノベーション工事に着手し、2025年12月31日までに工事が完了するもの。
●契約期間
契約期間等の条件はありません。
●交付申請期間
予算上限に達するまで(遅くとも2025年12月31日まで)
スケルトンリフォームなどの大規模なリフォームは、完了までに数か月かかることもあります。
また、予算上限に達し次第、受付が終了となりますので、早めのご相談をお勧めします。
ここからは、それぞれの補助内容について、詳しく解説していきます。
①先進的窓リノベ2025事業
先進的窓リノベ2025事業は、ガラス交換・内窓工法・外窓交換(カバー工法・はつり工法)の4種が主な対象です。
【補助額】
工種 | グレード | 戸建て住宅の場合 | ||
---|---|---|---|---|
大 | 中 | 小 | ||
ガラス交換 | SS | 5.5 | 3.4 | 1.1 |
S | 3.6 | 2.4 | 0.7 | |
A | 3.0 | 1.9 | 0.5 | |
内窓設置 | SS | 10.6 | 7.2 | 4.6 |
S | 6.5 | 4.4 | 2.8 | |
A | 2.6 | 1.8 | 1.2 | |
外窓交換 | SS | 22.0 | 16.3 | 10.9 |
S | 14.9 | 11.0 | 7.4 | |
A | 11.7 | 8.7 | 5.8 | |
外窓交換 (はつり工法) | SS | 18.3 | 13.6 | 9.1 |
S | 11.8 | 8.7 | 5.9 | |
A | 9.2 | 6.9 | 4.6 |
※単位:万円
上の表のように、窓の断熱グレート3段階(SS・S・A)と窓の大きさ3段階で補助額が決まっています。
補助金額は対象工事の1/2、上限は200万円です。
ドアのリフォームも対象
先進的窓リノベとなっていますが、ドアのリフォームも対象となります。
中サイズのドアリフォーム(カバー工法)の場合の例
窓とドアは熱の出入りが多い
窓やドアなどの開口部は、住宅の中でも特に熱の出入りが多い場所です。
先進的窓リノベ2025事業には、窓やドアの断熱性能を高めることで住宅の断熱効果を高め、家計にも地球環境にも優しい家を増やしたいという国の狙いが伺えます。
②給湯省エネ2025事業
給湯省エネ2025事業は、エコキュートやエコジョーズなどの高効率な給湯器の導入を支援する補助金です。
補助額は、対象製品と製品の要件(機能)に応じて決まっています。
※具体的な対象設備は後日公表される予定となっています。
また、上記に併せて蓄熱暖房機や電気温水器を撤去する場合、以下の金額が加算されます。
※エコキュートの撤去は対象となりません。
③子育てグリーン住宅支援事業
子育てグリーン住宅支援事業は、既存住宅への省エネ改修や子育て対応改修などを支援する補助金です。
必須工事のうち2つ以上の実施が必須で、必須工事の実施数に応じて補助額の上限が決まっています。
子育てグリーン住宅支援事業のポイント
子育てグリーン住宅支援事業で補助を受けるためのポイントは以下の通りです。
すべての世帯が対象
名称に「子育て」と入っていますが、リフォーム・リノベーション補助金については、子育て世帯以外も「すべての世帯」が対象となります。
省エネ性能にご注意
必須工事①「開口部の断熱改修」については、ZEH水準に相当する省エネ性能以上の改修工事が対象となります。
※補助額はリフォーム工事の内容に応じて定める額を合算した額
補助金対象の会社に依頼する
子育てグリーン住宅支援事業は、工事を請け負う会社が事業者登録をしておく必要があります。
どの会社でも補助が受けられるというわけではないためご注意ください。
2025年リフォーム・リノベーション補助金の上手な活用方法
子育てグリーン支援事業のSタイプは省エネ工事を包括した補助対象のため、他の補助金が併用できません。
そこで「Aタイプ+窓リノベ」「Aタイプ+給湯省エネ」のように、工事を分けて申請する方法があります。
たとえば、窓やドアの断熱工事が高額な場合、窓やガラスの交換は『先進的窓リノベ2025事業』で申請し、他のリフォーム工事を『子育てグリーン住宅支援事業』で申請するという具合です。
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